格安simが安い理由
格安simがなぜ安いのか?気になる人は多いと思います。携帯電話キャリアが毎月1万円近くも取るスマートフォンを1000円台から提供しているので当然出てくる疑問だと思います。この疑問に対して回答していこうと思います。
通信容量を少なく設定している
携帯電話キャリアが提供しているパケットサービスは2GB、5GB、8GBなどの月間通信容量を用意しています。これと別にauだと3日で3GB、ソフトバンクだと3日間で1GBの制限を設けています。
携帯電話キャリアの通信上限(3日間)
NTTdocomo | au | ソフトバンク |
---|---|---|
通信制限なし | 3日間で3GB | 3日間で1GB |
格安simはこれよりもっと低く、IIJmio、DMMモバイルだと3日間で366MB(≒0.366GB)で速度制限を行います。この366MBというのはホームページを見たり、LINEをしたりという使い方だとほぼこの上限を超えるということはありません。超えるのはyoutubeやニコニコ動画などの動画サービスを使うときです。
動画はホームページやLINEのテキスト、画像に比べて何十倍もデータが大きいです。動画の画質にもよりますが、1日2〜3時間見るような使い方をするとすぐに上限を超えてしまいます。動画をヘビーに視聴するような使い方だと携帯電話キャリアを利用するのがおすすめです。
初期投資(設備投資)がほぼない
MVNOは基本NTTdocomoの回線を借りて提供しています。またアンテナも借りるので設備投資の費用がかかりません。じゃあ借りる料金がかなり高いのかというとそうでもありません。総務省(国)から貸し出し料金にも口を出されるので貸し出し料金も安くなっています。
知っている方もいるかもしれませんが、固定電話回線や光インターネット回線も貸し出されています。電話回線はKDDIのメタルプラス、おとくライン、光インターネット回線はドコモ光やソフトバンク光が有名です。
サポート面のコスト削減
格安sim会社はサポート面を簡素化してコスト削減をしています。例えば支払い方法がクレジットカード限定のところが多いです。口座振替を選択できるところは少なめです。
広告なども控えめ
ドコモやau、ソフトバンクはテレビを付ければどこかがCMをやっていると言っても良いくらい広告費用を使っています。それに対して格安simを提供している会社はテレビ広告などはほぼ出していません。雑誌などの媒体での広告もほとんどなく、広告費用を抑えているのも安く提供できる理由です。
そもそも既存キャリアよりも安くしないと乗り換えてくれない
これは当たり前といえば当たり前です。既存のドコモなどと同じ料金で同じサービスをしても手間がかかるので乗り換えてくれません。何のサービスでもそうですが、後発のサービスは先発のサービスよりも料金面の優遇かサービスをより良くして既存キャリアからの乗り換えを誘います。